【レンタサイクル】5時間で清水寺から八坂神社、祇園まで!京都を満喫するe-Bike自転車観光旅
「歩いて巡るのは疲れる、かといってバスは乗り換えも混雑も面倒…。もっと自由に京都の街を巡りたい!」そんなあなたへ!
e-Bikeでの京都観光は、想像以上に楽しくて快適です!
目次
京都観光に自転車がおすすめの理由
京都観光の移動手段をバスで考えるのはあまりオススメしません。京都駅を出発して清水寺や祇園を回る系統は、京都駅からすでに大勢の観光客で混み合っています。旅の貴重な時間を、満員のバスの中で過ごすのはもったいないですよね。


そこでおすすめなのが、自転車です。特にe-Bike(電動アシスト付きのスポーツタイプの自転車)なら、京都観光の悩みをすべて解決してくれます。
では、なぜe-Bikeが京都観光に最適なのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
1. 混雑知らずで移動がスムーズ
バスや電車と違い、e-Bikeなら自分の好きなタイミングで出発し、好きなルートを走れます。観光シーズンの大通りでも、車が入れない細い路地裏を抜ければ、渋滞や混雑を気にすることなく、目的地へスムーズにたどり着けます。
2. 坂道もラクラク、疲れ知らず
京都には清水寺や銀閣寺など、坂道が多い観光地がたくさんあります。普通の自転車では大変な坂道も、e-Bikeの強力な電動アシストがあれば、まるで平地を走っているかのように軽々進めます。観光の途中で疲れてしまう心配もありません。
3. 街の魅力を発見できる
バスやタクシーでは通り過ぎてしまうような小さな神社やお地蔵様、風情あるお店の数々。自転車なら、気になった場所でいつでも自由に立ち止まれます。五感で京都の街を感じながら、自分だけのお気に入りスポットを見つけられるのも、サイクリングの醍醐味です。
4. 荷物も手ぶらで身軽に観光
お店に荷物を預ければ、重たい荷物を持ち歩く必要はありません。キャリーケースなどの大きな荷物も預けられるので、身軽に快適なサイクリングを楽しめます。
e-Bikeが京都観光に最適な理由はたくさんあります。では、実際にe-Bikeに乗ると、どのように旅が変わるのでしょうか?私がWanderCycle Kyotoのe-Bikeで、朝9時~15時まで、実際に清水寺から祇園までを巡った旅の様子を写真とともに詳しくお伝えします。
さあ、一緒に京都の旅を始めましょう!
WanderCycle Kyotoへのアクセス
京阪電車「七条」駅から今回のアクティビティはスタート。まずは電動自転車レンタルのために、「WanderCycle Kyoto」の店舗へ向かいます。

地下の七条駅から地上へと出たら、目の前の「七条通」をほんの少し東に進んで、その後南に曲がります。曲がる時の目印は「喫茶アマゾン」です。このレトロでかわいらしい喫茶店が見えたら、その交差点を南へと入ります。


交差点を曲がってすぐに、大きな布看板がかかった店舗が見えてきます。
夏と冬は店頭のシャッターが下りていることもありますが、毎日9時~17時は元気に営業していますので、どうぞお気軽にインターホンを押して中へお入りくださいね。

ドアは少し重めですが、入店すると、スタッフの明るい笑顔が出迎えてくれます!ご予約なしでご来店の場合、スタッフが2階にいることもあるので、その際はカウンターの呼び出しボタンを押して少しだけお待ちください。
9:00- 貸出の手順
レンタル前には、荷物を預けられる「荷物預かりオプション」を利用しました。持ってきたキャリーケース等を預ければ、手ぶらで身軽にサイクリングを楽しめます。大きな荷物でも安心してお預けください。ご希望の方は、事前に「お問い合わせフォーム」からお申し込みいただくか、レンタル当日にスタッフまでお声かけください。

今回レンタルしたのは、Tern VEKTRONというe-Bikeです。小回りの利く小さめのタイヤとパワフルな電動アシストが特徴で、e-Bike初心者の方でも安心して乗れるおすすめの車種です。

まずはスタッフにサドルの高さを調整してもらい、乗り方について丁寧に教えてもらいます。アシストモードの変更方法やギアの使い方、バッテリーの外し方などなど……。さらに、京都の交通マナーや安全な走り方についても説明があります。わからないことは何でも気軽に質問できます。

最後に、注意事項をまとめた紙がもらえます。

お財布やスマホケースに入れておくと安心です。こちらは日本語と英語の2種類をご用意しています。

鍵とヘルメットは無料で借りられます。ヘルメットはS、M、Lの3種類からサイズを選べるので、自分にぴったりのものを選んで、安全にサイクリングを楽しみましょう!
9:20- 清水寺・三年坂・二年坂
さあ、準備は万端!いよいよ、京都の街へ出発です。最初の目的地は、京都観光の代名詞ともいえる清水寺。人気のお寺なので、混雑する前に朝から参拝するのがおすすめです。

お店を出発してしばらく走ると、清水坂へ続く坂道が見えてきます!漕ぎ始めてすぐに、普通の自転車よりも「軽い」感覚。ペダルに乗せた足に少し力をこめるだけで、電動アシストが力強く前に引っ張ってくれます。ひび割れたアスファルトの地面もなんなく乗り越え、どんどん前へ進みます。
坂道を走り始めても、ずっと快適です。「清水寺まで坂道が続くから大変そう…」とよくお客様からご質問をいただくのですが、電動アシストのおかげで、風情ある坂道を、景色を楽しみながら気持ちよく上ることができます。

坂道を5分ほど上ると、坂の中腹の市営駐輪場(有料)に到着。清水寺へはいくつかのルートがありますが、この駐輪場は「茶わん坂」の途中にあるため、事前にルートを確認しておくと安心です。駐輪場は広々としていて、私が駐輪した時は駐輪スペースの約7割が空いていました。


駐輪場からまた5分ほど歩くと、清水寺の大きな門が見えてきます。参道にはたくさんのお店が並び、観光客でにぎわっていますが、朝の時間帯のため歩きづらいほどではありませんでした。
そして、清水寺の境内へ。美しい本堂から見渡す京都市内の景色は、息をのむほどの絶景です。こんなに高い場所にあるんですね。ここまで長い坂が続いているのも納得です。

清水寺を参拝した後は、三年坂や二年坂、参道に軒を連ねる様々なお店を見て回ります。

9月とはいえ、まだまだ暑かったので、休憩をかねてソフトクリームをいただくことに。抹茶とほうじ茶のミックスソフトです!ほうじ茶の香ばしさと抹茶のほのかな苦みが絶妙にマッチして、とってもおいしい!

参道のお店で体力を回復したら、駐輪場に戻って再び出発!清水寺から八坂エリアへは、車通りも少ない細い道を選んで走ってみます。VEKTRONの小回りの良さのおかげで、大きな自転車では曲がりづらそうな細い角もスムーズに通り抜けられます。歩行者が多い道では自転車を降りて歩き、人が少ない道ではスイスイと走り抜ける。こんな風に自在に動けるのが、自転車観光の醍醐味と言えます。
11:00- 八坂庚申堂・八坂塔
次のスポットへと行く前に、自転車は「エコロサイクルパーク東山安井第1」(有料)に停め、駐輪場から徒歩で八坂庚申堂へ向かいます。日射しが強くなってきましたが、日陰に入ると風が心地よかったです。


八坂庚申堂はカラフルな「くくり猿」が有名なお寺です。「くくり猿」は、手足をくくられた猿の形をしていて、「動き回る猿のように落ち着かない心をコントロールする」という願いが込められています。

八坂庚申堂のすぐそばには、五重塔として有名な八坂塔も見えます!坂の頂上に青空をバックにそびえたつ姿は、とても堂々としています。実際に見てみると、思っているよりもすごく大きく感じます!

11:50- ねねの道・円山公園前
駐輪場から再び自転車に乗り、次の目的地である祇園へ。「ねねの道」を通って八坂神社に向かいます。この道は、戦国時代の武将の妻であった「ねね」が晩年を過ごした場所にちなんで名づけられました。

規則的に敷き詰められた美しい石畳と、昔の面影を残す建物が続く、とても京都らしい風情ある通りです。人通りも少なく、風を感じながら静かにサイクリングを楽しめます。e-Bikeに乗ってこの道を走ると、車では通り過ぎてしまうような美しい石畳の模様や、点在する歴史的な建物を細かく眺めることができます。また、石畳から伝わる心地よい振動を楽しみながら進むのも、自転車ならではの贅沢な時間です。
まるでタイムスリップしたかのような静かな空間を、自分のペースでゆったりと走る。そんな特別な体験ができるのは、自転車だからこそ。京都観光は自転車で巡るのが、今一番おすすめの方法です。
円山公園付近を通り抜けて、いよいよ八坂神社へ。ねねの道から八坂神社で一番有名な「西楼門」前へ向かう道は、緩やかな長い下り道です。e-Bikeに乗っていると、ペダルを漕がなくてもスイスイと風を切って進むことができ、とても気持ちが良かったです!


12:10- 八坂神社
八坂神社に参拝する際は、少し北にある「フルーツ自転車パーク祇園」(有料)に駐輪するのがおすすめです!八坂神社から徒歩で2分ほどです。

改めて、「西楼門」前に到着。石段の先にそびえる朱色の門は、息をのむほどの美しさでした。


境内に入ると、屋台が並んでいてお祭のような賑やかさです。屋台の並びを抜けた先にある本殿や舞殿は個人の撮影のみ許可されており、ここに写真を掲載することはできませんが、舞殿の軒に吊り下げられたたくさんの提灯は見ごたえがあり、京都に来たらぜひ足を運んでいただきたいスポットです。神社の敷地内には喫茶店もあり、八坂神社を細部までじっくり楽しみたい方は、滞在予定時間を長めに取っておくのをおすすめします。

13:00- 祇園の抹茶スイーツ
八坂神社の参拝後は、すぐ近くのカフェで少し休憩。立ち寄ったのは「雲の茶」と「笹屋昌園」のコラボカフェです。ここでは、見た目もかわいい抹茶のパフェをいただきました!バニラと抹茶のアイスクリームに、笹屋昌園自慢のわらび餅、あんこやお団子など、おいしさとかわいらしさがぎっしり詰まっています。


13:40- 花見小路・白川筋
カフェで休憩してエネルギーをチャージしたら、駐輪場から自転車を回収。四条通は自転車に乗ることは禁止されているので、ゆっくりと押しながら西へと歩きます。個性豊かなお店や昔ながらの街並みを楽しみながら、花見小路へ向かいます。


花見小路は、白い石畳と風情ある建物が続く、祇園情緒たっぷりの通りです。また、訪れる時間帯によって異なる表情を見せてくれます。日中は石畳の白さが際立ち、木造建築の細部までじっくりと眺めることができます。夕暮れ時には、舞妓さんや芸妓さんが茶屋へ向かう姿に出会えるかもしれません。夜になると提灯が通りをやわらかく照らし出し、オレンジ色の光に浮かぶ町家は、祇園でもっとも美しい瞬間のひとつです。


花見小路を抜けて、ここからは自転車で進みます。細い路地裏を北へ入っていくと、「白川筋」にたどり着きます。


透明な川がさらさらと流れ、柳の枝が揺れる姿は、とても穏やかで心が落ち着きます。自然の緑でできたトンネルをくぐり抜けるように静かに走り、川の流れの心地よい音を聞きながら、自転車を止めて水面を眺めるひととき。e-Bikeのなめらかな走りと、意のままに動きを止められる安定性があるからこそ、この白川筋の美しさを五感でじっくりと堪能することができます。
夏の終わりに吹く風を感じながら白川筋を走る。心地よいサイクリングと散策の締めくくりにぴったりな体験です。

まとめ
清水寺から祇園まで、京都の主要な観光スポットをe-Bikeで巡った今回の旅。e-Bikeが叶える自由な京都観光のスタイルを、ぜひ実際に体験してみてください。
今回の体験で、改めてe-Bikeの便利さを実感しました。清水寺のような坂道が多い場所でも、電動アシストのおかげで疲れ知らず。歩きではなかなか難しい、一日で複数の観光地を巡ることもできました。また、小回りの利く自転車は、車が入れないような細い路地裏にも入り込めます。観光客で賑わう大通りから一歩入っただけで、隠れた名所や、風情ある街並みに出会えるのも大きな魅力です。
そして、WanderCycle Kyotoのサービスが、自転車での京都観光をより快適にします。
手ぶらで快適に観光
お店で荷物を預かってもらえたので、大きな荷物を気にせず身軽に動けました。
安心のサービス
レンタル時には、整備が行き届いた自転車を用意してもらえただけでなく、交通マナーや安全な走り方についても丁寧に説明してもらえました。おかげで安心してサイクリングを楽しめました。
最高のロケーション
東山にあるお店は、清水寺や祇園といった人気観光地へのアクセスが抜群。効率よく観光をスタートできました。
「京都を効率よく楽しみたい」「坂道も気にせず自由に移動したい」そうお考えの方には、WanderCycle Kyotoでのe-Bikeのレンタサイクルを心からおすすめします。
さあ、あなたもe-Bikeに乗って、自分だけの京都の旅を体験してみましょう。